九州だからかもしれませんが、冬場にリプナーの防寒・防水ジャケットを着ていれば、バイクで走っていてもほぼ寒さを感じずにいたのですが、ただ、走っていると胴や腕周りが風圧でバタついてしまうのだけが唯一の欠点でした。

自転車などに使うズボンの裾を止めるベルトを腕に巻き、デイパックのベルトをしっかりと締めて乗るとバタつきは抑えられるのですが、いちいち面倒です。といって、バタつかない上着はそこまで保温性の高いものは持っていません。

さて、どうするか…。迷った末に電熱ベストを使ってみることにしました。

電熱ウエアははじめてだったので、ジャケットにするかベストにするか迷ったのですが、これまで使っていたウエアで、極端に寒さを感じたことがなかったため、ベストで大丈夫だろうと結構いい加減な考えて決めました。

ヒーテック ヒートインナーベスト

他のヒーテックの製品と違い、このベストは市販のモバイルバッテリー使用が前提となっています。

ですから、乗り降りを繰り返すような時には、いちいちコードを処理する必要がなく、そのままの暖かさでバイクから降りることができます。

ただその分、消費電力も小さくなっている訳で、暖かさが果たして充分なのかが気になるところではないでしょうか。

実際に使ってみましたので、レビューをしてみます。

使用モバイルバッテリー:買って4年ほど立っているかなりヘタリ気味のAnkerのモバイルバッテリー10000mAh Smart Output 5V/3Aのもの

走行時間:約2時間半

走行場所:福岡県 猫峠~八木山~力丸ダム近郊

外気温:10~13℃くらいだったと思います

私の服装:防風インナーの上にヒートインナーベストを着用し、その上からコミネのインナープロテクターをつけ、その上からUNIQLOの防風フリース、首にはネックウォーマー着用

ヒートインナーベストを着てバッテリーにコードをつなぎスイッチを入れるとすぐに暖かさを感じます。

温度設定を三段階の中にしてバイクにまたがりました。

走り出してもまったく寒さは感じません。(まだそこまで寒くはありませんから当然かもしれませんが…)

走っている間、ずっとほのかな暖かさを胸と背中に感じます。ベストなので、腕に若干の冷えを感じますから、もっと寒い地方だったら、インナージャケットの方がしあわせかも知れません。 

走行2時間半。バッテリーの残量がほぼ半分になっていました。

ちなみにヒーテックのホームページでみますと、私の場合は2.1A以上の3Aのバッテリーではありますが、10000mAhでは、約8時間となっていますので、バッテリーのヘタリ具合を考えるとそんなところなのでしょう。

モバイルバッテリーが使えるということは、シガーソケットやUSBの充電口があれば、そこにベストのコードを挿しても大丈夫だということですから、USBの延長コード(2A対応のもの)を使えば、バイクの電源から給電することができるので、長時間のツーリングでもバッテリー残量を気にしないでよいでしょう。

※ ちなみに、100円ショップのセリアには、2A充電対応のUSBの延長ケーブル(70cm)があります。

肝心の暖かさはどうか

今回は、ヒートインナーベストの上に、プロテクター、その上から防風フリース、ネックウォーマーという服装で、外気温は13℃でしたが、寒さを意識することもなく普通にバイクに乗ることができました。

部屋で試しに使ってみた時には、頼りなく感じたヒーターも風を受けて実際に走っている中では、その暖かみが頼もしく感じられました。

この程度の外気温ならば、はっきり言って電熱ベストはなくてもかまいません。

でも、保温効果の高いジャケットは厚みがありますので、できるだけ薄着ですませるためにインナーベストを使ってみました。

防風さえしっかりとしておけば、保温をあまり考えなくとも暖かさが得られます。ということは、それほど厚着する必要がなく動きやすいということです。ただ、今回選んだのがベストだったので、暖かさという点だけで見ればジャケットの方がよかったのかもしれません。

今回は、温度調節を中で固定しましたが、もっと寒くなればもう一段回レベルを上げることもできますし、そのレベルであればかなりの発熱が感じられますので、冬季の走行でも充分暖かいのではないでしょうか。

保温のために厚着をしなくても同様の暖かさが得られるのであれば、かなり快適に走れます。

追記

12月9日記

今日は、気温7~9℃の中を80km弱走って来ました。

ヒーテックの5Vの電熱ベストの温度設定を一番強くし、前回同様インナープロテクターの上に今回は雲行きが怪しかったので、防風フリースではなく、防水加工してあるヒットエアーのインナージャケットをアウターとして来ていきました。使ったモバイルバッテリーは前回同様のものです。

天気予報だと午前中は晴れるようになっていたのですが、走り出してすぐに小雨に降られました。雲の切れてる方へバイクを走らせ、それ以降はなんとか雨に降られずに走れました。

この時期、例年だと走る時は綿の入った防寒着でちょうどよい暖かさなのですが、電熱ベストの実力を知るために、あえてヒットエアーのインナージャケットを着て出てみました。今日の気温であれば、このインナージャケットだけでは、確実に寒いはずです。

今回も走る予定は2時間ほど、モバイルバッテリーを接続し、ほぼ予定通りの2時間走って帰って来て、バッテリーの残量はインジケーター4つのうち1つだけが残っていました。

温度設定を最強にしていただけあって、体は、帰ってくるまでほかほかのまま、かなり暖かい状態を保っていました。ただ、やはり前回同様に、風が当たる腕には少し冷えを感じます。たぶん、3.5AMPのジャケットであればまったく不満はないでしょう。(1AMPのジャケットだと腕部分にヒーターが入っておらず、ベストとヒーター的には同じようです)

ですから、電熱ベストを着用の上で、防寒着を着ると腕部分もしっかりと防寒され、電熱ベストであっても寒さを感じることもなく走ることができるのじゃないかと思います。次回は、その辺を検証してみたいと思います。

と言うことでさらに、ヒートインナーベストのレビューは、まだ続けていきたいと思います。

2月13日追記

今年は、例年になく寒い日が続いています。その天候のせいで年が明けてからは、なかなかバイクへ乗る機会がなく、ようやく2月に入って先日乗ることができましたので、その時の電熱ベストの具合をレポートしてみたいと思います。

天気は曇ったり晴れたり、たまに雪もちらつくようなお天気で、気温は2~4℃というところでした。
流石に雪が残っているであろう山道はさけて、土手沿いの道から海沿いへと70kmほど走ってきました。

けっこう風が強かったので、綿入りの防風防寒着を着て、その下にヒーテックを着てみました。
今回は、バイクのソケットは使わず、アンカーのモバイルバッテリーを使って2時間半ほど走りました。

バイクにまたがる前にモバイルバッテリーをべストにつなぎ、温度は三段階の中で走り始めます。
防風防寒着なので、昨シーズンは電熱ベストを使わなくともそれなりに保温されていた上着ですので、雪がちらつこうとも、さほど冷気を感じることもなく走れていました。ただ今年の寒さは、去年の比ではありませんでしたから、そこのところが不安材料でしたが、結論から言いますと、保温さえしっかりされている上着を着ていれば電熱ベストの程よい発熱で十分体は保温されました。

この5Vの電熱ベストは、バイクに乗るときだけではなく、自宅にいるときにもモバイルバッテリーで使えますから、今年のような冷え込みの激しいときには、自宅の暖房の補助としても活用できますから。一着持っていれば重宝するのではないでしょうか。

私にとっても期待以上に活用できているベストです。

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