包み込まれるような柔らかな寝心地を好む人には最適なマットレスであると思います。それでは、ポケットコイルのマットレスがどのようなものなのかを、これから見ていきましょう。

ポケットコイルとは

あなたのベッドのマットレスの寝心地は? と、問われて、即座に答えることができる人は、相当にマットレスの知識がある人でしょう。

普通は、マットレスの寝心地を問われても、普通じゃないかな? 特に悪いとは感じないし…。くらいの答えが返ってきますね。

このマットレスの寝心地の元になっているのは、そのマットレスに入っているバネがどういう構造になっているかということでも大きく変わってきます。

現在市販されているマットレスは、ウォーターベットやスポンジのものなどもありますが、大きく分けるとボンネルコイルとポケットコイルに分けられます。

ざっくりと言うと、マットレス表面全体を面で支えているのが、ボンネルコイルタイプで、点で支えているのがポケットコイルです。

ポケットコイルは点で支えますので、マットレス全体に独立したコイルが入っており、横になった時に身体の重い部分がぐっと沈み込み、そうでない軽い部分はあまり沈み込みません。体のラインに沿って点できめ細かく支えますので、快適な寝心地です。それに、ポケットコイルでは、互いのコイルがつながっていませんから、ダブルサイズに二人で寝ていても、お相手の寝返りの振動が伝わりません。横揺れしないマットレスなのです。

ポケットコイルとボンネルの違い

「ボンネルコイル」は、マットレスの表面全体を互いに連結したバネで支えていますから、マットレスに腰掛けるとその周辺部まで沈み込むのですぐに分かります。面で支えるバネですから、部分的な沈み込みは浅くなるため、横になった感じは、和式布団のものと近い寝心地になります。

「ポケットコイル」は、1つ1つのバネ(コイル)が独立した袋に入っておりその集合体としてマットレスを構成していますので、互いのバネが独自に動き、マットレスの端に腰掛けても、腰掛けているところだけが深く沈み込みます。横になるとお尻のなど重い部分がぐっと沈み込む感じなので、寝心地も柔らかく感じます。バネが独立していますので、振動が伝わりにくく横揺れに強いマットレスです。

ポケットコイルは腰痛によい?

結論から言いますと、一概にそうとは言い切れません。一般的に腰痛になると寝返りなどがうちにくくなると思いますが、寝返りのし易さから見ますと、ポケットコイルは柔らかく点で身体を支えているマットレスで、体重をかけた部分が沈み込みますから、腕で支えようにも力が逃げてしまうので、和式の布団の方が身体の位置を変えやすいと感じます。特にギックリ腰になってしまった時などは、身体の体勢を少し変えるだけでも相当に苦労しますので、ポケットコイルは逆効果になってしまうことでしょう。

※ 最近は、ポケットコイルのマットレスのバネレートを細かく調整したものも販売されています。気になったマットレスなどありましたら、実際にお店へ行かれて横になって見ることをおすすめ致します。

メンテナンス

特に意識しなくとも使用上は差し支えないのですが、できればマットレスの上下(を裏返し)左右(を逆にする)のを車のタイヤのローテーションのように半年に1度くらいしてあげると一箇所のバネがヘタってくるのを和らげることができます。

まとめ

●ポケットコイルのマットレスには、独立したコイルが入っている。
●独立したコイルがマットレス全体に入っていて、点で身体を支えてくれる。
●ポケットコイルは、快適な寝心地を得られる。
●ポケットコイルマットレスは、横揺れに強い。
●腰痛のある人には、柔らかすぎる。
●メンテナンスをすることによって長持ちする。