腸内フローラを健全に保つことは、わたしたちの健康を維持するための絶対的な条件です。
その腸内フローラを改善し維持するために食物が大切なのは言うまでもありません。

しかし、世の中には注意しないと充分に発酵させることなく、調味料を使って味をつけた発酵食品など、実際には発酵食品においても腸内フローラにとってかえって害になるような食品も多く出回っています。

その中で最も基本的な食材である農産物もその例外ではありません。

野菜をたくさん食べれば健康になれるのか

たくさん食べるだけではダメだと感じます。

よく昔の野菜は今の野菜よりも栄養価が低くなっているということが言われています。

その理由は、生産性の向上により、土を休ませることなく、休みなく繰り返し栽培するために土が痩せてきて土の養分が昔ほどはなくなっているとか、化学肥料のせいであるとか…。

たぶん、現在売られている大部分の野菜は、このような環境で栽培されている野菜でしょう。

でも、中には、栽培方法にこだわって栽培を続けている生産者もいます。

わたしの考える、よい野菜というのは、豊富な有機物をたくさんの微生物が分解し、その微生物が作り出した物質を作物が養分として利用するというサイクルがうまく循環している畑で育てられた野菜だと考えています。
ことさら化学肥料を与えなくとも、作物が育っていく養分を畑の土の中にいる微生物が作り出しているという。

これは、わたしたちの腸内フローラと同じ考え方です。

なので、無機質な化学肥料ばかりで育てられた野菜をたくさん食べるよりも、有機質豊富な畑で育てられた野菜を適量食べる方が、健康にはよいと考えています。

個人生産者がわかる野菜と市場流通の野菜のちがい

現在、流通している野菜は、ほとんどが市場を経由して流れているものでしょう。

これは、たとえ産地が明記してあっても産地の個々人の生産者で、作り方は結構違うものです。

Aさんは、堆肥と化学肥料を使って。Bさんは有機肥料メインで。Cさんは堆肥を入れず化学肥料だけで。

など、産地を統括している団体の指導力がどれくらいあるかによって、また、生産者の生産物にかける想いがどれくらいか、などによっても変わってきます。

常に野菜を使って仕事をしている方々から聞かれるのが、市場で購入したものは品質が揃っていないということです。

一定の品質が保たれないと、製品の善し悪しに響いてきますので、使いにくいのです。

一方、個人生産者が直接販売している野菜や間接的であっても生産者の紹介が入って販売されているものは、ある一定の水準が保たれ、品質が揃っている場合が多いので、重宝されます。

なにかあれば、生産農家個人の責任が明確になっていますので、その点でも安心です。

まとめ

●野菜だからと言ってたくさん食べればよいわけではない

●自然のサイクルにそった作り方をされている野菜が理想

●顔の見える生産者から継続して購入すると安心